なぜって? 写真をご覧下さい。
シャフト交換依頼のヘッドです。新しいシャフトを入れてみると写真のようにブカブカです。
三浦技研のヘッドはホーゼル内径を指定しないと狭い状態で送られて来ます。このクラブを組み立てた工房はハンドドリルでホーゼルを拡げたようです。9mmのシャフト装着なのに穴は11mmもあります。さらに凄いのは・・・・他の番手です。
今度は全く入りませんん。前のシャフトは入っていたのに・・・・ なぜ? そうですシャフトを限界まで削ってあります。最低です!!何が最低か? どんな方法でも良いと思います。工房毎に組み立て方法や作業順序・・・・ 最低なのは安全性を全く考えていない事です。1番問題なのはシャフトが抜ける事、シャフトが折れる事です。このクラブには全くこの2点が無視されています。
ここ10年でゴルフ工房は4倍に増えているとの事です。中古ショップ・量販店・無店舗工房などなど・・。ボール盤やベルトサンダーも備えていない工房もあります。それでいいのでしょうか? どこの工房の店主も自分の技術は1番と考える職人気質の人が多いのに道具も技術も無い所もあります。ゴルフブーマーのホームページ、統計では多くの同業者も見て頂いています。今までこのような記事はなるべく記載しなかったのですが・・・・
ヘッドの一部は乱暴にホーゼルを削られていました。全番手を修復するのに1時間もかかりました。なるべくいい状態でお客様にお渡ししたいと思いますが、もし僕のクラブだったら絶対に使う事はないでしょう。そしてこのヘッドもとても可哀想です。
とっても疲れました・・・・・